Scene Builderインストール手順をまとめてみる。

JavaGUIのデザインが作れるツールが使いたかったので、候補を探していた。

 

候補としては2つあったが、WindowBuilderは情報が非常に少なかった。

  1. Window Builder(Java7以前でも使用できたもの)
  2. Scene Builder(Java8以降から使用可能)

今回はこのScene Builderのインストール手順について書いていく。

 

SceneBuilderをインストールする

インストール方法は下記リンク参照して実行した。

https://web-dev.hatenablog.com/entry/java/fx/install-scene-builder

デフォルトでインストールしていくと、Cドライブ>ProgramFiles に

SceneBuilderというフォルダができているはずだ。

このフォルダの中にある、SceneBuilder.exeを起動すればOK。

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文字化け解消の方法

起動してみたら文字化けをしているかもしれない。

その場合は2つのアプローチがある。

  1. 言語を英語にする
  2. SceneBuilderApp_ja.propertiesを修正する(言語は日本語のまま)

基本的には、以下の部分が英語でもいいなら、言語→英語に修正するのがラク

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Scene Builderの部分で日本語になるところ

選択肢1:言語を英語にする

下記のリンク通りにSceneBuilder.cfg-Duser.language=enを追加する。

https://qiita.com/izayoi5776/items/6e06265c8761a1753f61

選択肢2:SceneBuilderApp_ja.propertiesを修正する

実は日本語が文字化けするのは、日本語を表示するプロパティが正常にダウンロードできていないのが原因らしい。

まずは状態を確認するべく、プロパティファイルを確認しよう。

SceneBuilderApp_ja.propertiesのあるjarファイルを探す

SceneBuilderApp_ja.propertiesは、scenebuilder-バージョン-jarファイルに圧縮されている。

まずは、下記のjarファイルを探そう。

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scenebuilder-バージョン-all.jarを探す

中身を見るためには解凍するか、zip形式にしてエクスプローラーで開くかの2つの方法がある。

今回は拡張子をzipに変更してエクスプローラーで中身を調べる方法で行う。

理由はpropertiesファイルを更新して、またjarファイルに戻す必要があるためである。

SceneBuilderApp_ja.propertiesの状態確認方法

1.拡張子を.jar→.zipに変更する。

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警告が出るが無視して変更する。

 2.Zipにしたファイルをエクスプローラーで開こう。

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3.Zipにした中身から以下のパス部分にあるSceneBuilderApp_ja.propertiesを確認しよう。

scenebuilder-バージョン-all.zip\com\oracle\javafx\scenebuilder\app\i18n

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おそらくこの構成になっているはず

4.ファイルの中身を確認する。

以下のようになっていたらおかしい状態になっている。(サクラエディタで開いた状態

また文字コードUTF-8になっていない場合も異常である。

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おかしいとわかったら、下記のGitHubから正常なプロパティファイルをダウンロードする。

名前を付けて保存→.txtを消して保存すればOK。

https://github.com/gluonhq/scenebuilder/blob/master/app/src/main/resources/com/oracle/javafx/scenebuilder/app/i18n/SceneBuilderApp_ja.properties

 5.zipファイルのSceneBuilderApp_ja.propertiesにGitHubからダウンロードしたプロパティファイルを貼り付ける。

6.拡張子の.zip→.jarに戻す。

7.SceneBuilderを起動して、文字化けが直っているのを確認する。

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タブ、一部が日本語になっているのを確認

次はEclipseとの連携方法を記入しようと思う。

補足:WindowBuilderは最新のEclipseに入れるのが面倒

最初はwindowBuilderをインストールしたのだが

足りないjarファイルがある・情報が少ないなど

最新のEclipseで使用するのは面倒だった。