開発環境の悪さと面白みのない仕事で、エンジニアの心を殺せると感じた

新しい環境に4/3から入りました。
1週間ほど仕事をしたところ、タイトルのようなことを思ったのでなぜそのように思ったかを書こうと思います。

今から記す3つの要素を、エンジニアに与えたら心を殺せると思います。冗談抜きで。

人間は制作環境が最悪であれば、やる気が滅入って発狂する

今まで開発環境は4つほど経験してきたが、今回はそれはひどいものだった。
本当に、開発環境の悪さで「エンジニアの心を殺せる」とある意味感心したものだ。
ここにその一例を記してみる。

  • 環境を良くできると分かっているのに、自分ではどうしようもなくて 悪い開発環境のまま仕事をしなくてはいけないと分かったとき。
  • 時間かけて設計するのに、製造するタイミングで設計に問題がある。 これが日常茶飯事という環境において、設計をする意味とは何なのか。
  • 資料の書き方の基準はしっかり記されているが、考え方の基準については全くと言っていいほどない。
  • 成果物がフォルダ管理
  • エクセルすらまともに開けないパソコン
  • デュアルディスプレイではなく、小さいノートパソコンの画面のみ。
  • 新規参画者に対しての教育はほとんど存在しない。

これ、エンジニアの開発環境と呼べるものじゃないと思うのですね。
大多数の人が悪いと答えると思う。

個人的には、仕事を行う環境ですらないと思っている。

生産性を上げられないと分かっている環境で、残業が慢性的に発生している。

効率のかけらもない進め方をしていて、残業が多いと言われても「当たり前だろ」と言わざるを得ない。

でもどうしようもないのだ。
私は外部の人間であり、その会社の人でもないから制度を変えることはできないし 立場も低い人間だから、力を持っているわけでもない。

「効率悪いと分かっていて、そのやり方で仕事をずっと続けなきゃいけない」ということが分かった瞬間に 私は頭がおかしくなって発狂しました。

開発環境が悪い状況で仕事を進めさせていたら、確実にエンジニアの心を殺していくと確信した出来事でした。

エンジニアと呼べない仕事内容で、心をへし折る!

プログラムを一切組まない仕事内容はエンジニアと呼べるだろうか?
僕は呼べないと思っている。

少なくともプログラムを一切組まない人間が、プログラムを使う仕事のことなんかわかるわけない
と思っているからだ。

エンジニアと呼ぶのは、敬意の一種だと思っている。
エンジニアと呼ばれる人間は知識も技術も豊富であり、クリエイターに属する人間だ。

設計だけしていて、プログラムを一切組まない。
設計と言っても、机上で同設計するかを考えて仕様書に落とし込むのみの作業。
現場の人とコミュニケーションを取り、開発メンバーに製造を依頼する。

はっきりな話、こんなの少しの知識があれば誰だってできる。
別に専門的な知識を持っている必要もない。
大事なのは誰が見てもわかりやすく書ける文章の構成能力だ。

それはエンジニアではなくて、ライターと呼ばれる職種だろう。
この仕事内容をライターなんて言ったら、本職の人にぶん殴られそうな気がするが。

誰でもできる仕事をやらされている=自分にエンジニアとしての価値はないと気付かせ、心を殺す

普通は、自分しかできないような仕事をしたいはずだ。
誰もができる仕事なんて、やる気が出ないと思う。

誰でもできるということは、自分がやる意味なんて特にないから。ただ、それをやる人がいないだけ。
つまり、ただの埋め合わせ要員でしかなかったということだから。

これを仕事で悟ったら、エンジニアの仕事のモチベーションは激減する。
埋め合わせ要員って…俺はその程度の人間だということか?と怒りとショックな気持ちで頭がおかしくなると思う。

別にやりがいを求めているわけではないが、全く存在しないというのも
エンジニアの心を殺すには十分だと思いますね。